【男性育休】育休取得の懸念点 それはホントに影響するの?実際に取得して払拭しました

育休取得を考えているのに、躊躇する方が多いと思います。

僕も取得するには躊躇しましたし、決断するまでには、なんとも言えない押しつぶされる感情がありました。

そこで、次の懸念点について解説します。

  • 給与がなくなり、生活が苦しくなる
  • 出世に影響する
  • 同僚への仕事の負担が増える(会社が回らなくなる)

僕は現在、育休を取得中のパパです。(取得期間は2022年7月〜2023年2月末までを予定)

育休を取得し、上の懸念点がそこまで影響しないことに気付けましたので紹介します。

マジで決断するまでは辛い
この記事を読んで少しでも気持ちを楽にしてね

目次

給与がなくなり、生活が苦しくなるのでは?

もちろん「今もギリギリで生活しています。」って方もおられるので、人によりますが思ったよりは、苦しくなりません。

取得後の6ヶ月間は給与の3分の2(67%)が支給、それ以降は半分(50%)支給される仕組みとなっています。

それだけ見ると、生活厳しいよと思う方が多いと思いますが、

  • 育児休業給付金は非課税なので所得税はなし(0円)
  • 育休中の社会保険料は免除(0円)
  • 給与所得もなくなるので雇用保険料なし(0円)

以上のような、おまけが付いてきますので、手取りで言うと約8割(67%の間)は入ってきます。

「パパ・ママ育休プラス」制度を利用した上で、6ヶ月ママと取得タイミングをずらせば、1歳2ヶ月になるまで、こんな取得方法もあります。

厚生労働省のリーフレット引用

それなりに制度は充実しておりますので、生活が厳しいといったイメージはありません。
 ※ボーナスに頼った生活をしているのであれば、ほとんどの会社は取得期間のボーナスがないので計算した上で取得してください

出世に影響するのでは?

育休を取得することによって出世に影響するかは、法律上影響しないようになっています。

でも、あくまでも法律上の話で、非協力的な会社は無いとは言えません。

もし嫌がらせをされたら訴えようと割り切れる人は良いですが、割り切れないのであればしっかりと会社全体が育休に対して偏見がないか見極める必要があります。

どっちかわからないよって方は上司と人事に相談してみましょう。
反応や雰囲気で協力的かどうかはわかると思います。いきなり申請ではなく相談からしてみましょう。

赤ちゃんはいきなり生まれてくるわけじゃないからね。

会社が協力的ではないし、訴えるなんて割り切れないよって方は残念ながら、その会社での育休取得を諦めたほうが良いと思います。

ちなみに僕の場合は、自社では初めての長期の男性育休でしたが、子供が小さいママが上司だったこともあり、復帰が近づいてもきちんと保育施設に預けれるかなどまで気にかけてくれましたので、心配はなかったです。プラスにもマイナスにもならないでしょう。

守ってくれる法律について

マタニティハラスメント(マタハラ)と同じようにパタニティハラスメント(パタハラ)というものが存在するからです。

パタニティハラスメントとは

パタニティ(paternity)とは父性、ハラスメント(harassment)は嫌がらせという意味です。

つまり、男性が育児時短や育休を請求したり取得したりすることで不利益な扱いや、嫌がらせを受ける行為、言動をさします。

例えば

  • 育休を理由に上司から「出世はないと思え」と言われた
  • 育休から復帰した際、降格処分を受けた
  • 育休を取得する際、会社や同僚から取得しないようにと妨害を受けた

等がパタハラに当たります。

また、パタハラ防止のために育児・介護休業法にて育休を取得したことによる「不利益な取扱い」は禁止されています。

不利益な取り扱いとは
  • 解雇すること。
  • 期間を定めて雇用される者について、契約の更新をしないこと。
  • あらかじめ契約の更新回数の上限が明示されている場合に、当該回数を引き下げること。
  • 退職又は正社員をパートタイム労働者等の非正規雇用社員とするような労働契約内容の変更の強要を行うこと。
  • 就業環境を害すること。
  • 自宅待機を命ずること。
  • 労働者が希望する期間を超えて、その意に反して所定外労働の制限、時間外労働の制限、深夜業の制限又は所定労働時間の短縮措置等を適用すること。
  • 降格させること。
  • 減給をし、又は賞与等において不利益な算定を行うこと。
  • 昇進・昇格の人事考課において不利益な評価を行うこと。
  • 不利益な配置の変更を行うこと。
  • 派遣労働者として就業する者について、派遣先が当該派遣労働者に係る労働者派遣の役務の提供を拒むこと。

つまり、育休を取得することによって出世に影響するかは、法律に守られています。

でも、まだ理解の薄い会社も存在しているから
見極める必要があるよ!

男性の育休取得は、増えてきていますが、まだまだ浸透していません。
取得を考えている人が一人ひとりが勇気を出して取得することで件数が更に増え、世間に浸透し、取得が当たり前になることを願っています。

同僚への仕事の負担が増えるのでは?(会社が回らなくなる)

負担が増えるか増えないかで言うと増えます。でも会社が回らなくなるなんてことは無いと思います。

僕が育休を取得したのは、育児以外の理由も重なったので急でしたが、自分の部署も会社も問題なく回っています。

事業部長クラスであれば別ですが、50人以上の会社であれば、一人や二人抜けたところで、回らないなんてことは無いでしょう。

僕の場合は、休むことで良い刺激になり、主体性の低かった一部の人の主体性が高まったと、上司から連絡をいただきました。

もちろん、僕も迷惑をかけてしまったなという実感もありますが、思っているより会社は回ります。

引き継ぎさえきっちり行えば、心配しないでも大丈夫

自分より若い世代が、育休を取得しやすいように少しでも実績を作ろうくらいの気持ちで取得したら良いと思います。

まとめ

育休を取得してデメリットになるだろうと思うようなことは、デメリットではなくあくまでも懸念点です。

デメリットと思い込まずに、紹介したような情報や育休を取得したことがある人の意見を聞いた上で育休を取得するかしないかを判断してください。

育休には次のようなメリットもあります。

  • 子供の成長が見れる
  • 家族の時間が増える
  • 家族にも心の余裕が生まれる
  • 睡眠時間が取れる
  • 勉強や趣味の時間が増える
  • 幸せになる

家族を優先させることの何も悪いことなんかありません。

育児休暇取得しませんか。

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